ミニトリップ(6) 加古川線も大回りで
2009/07/18

大回りで消化できる路線もこれが最後になる。湖西線が残っているけれども、北陸へ向かうときに必ず乗るからわざわざ行くことはない。
加古川線は福知山線と山陽本線を結ぶ線で、都市の近郊にあるから乗り易そうだけれど、谷川−西脇市間では通勤時間帯を外すと、9:00の後は12:10、15:17となっている。12:10に合わせてスケジュールを組んだ。


いつもは素通りだが、久しぶりに大阪駅前に出てみた。
ターミナルビルの増築が始まっている。
阪急立て替えの一期工事はほぼ終わった。車体の色を一貫して焦げ茶に保っている阪急らしく、百貨店部分のデザインも先代のイメージを色濃く残している。
丹波路快速は4番線から発車する。駅弁は北陸方面への特急が発車する9番線でも売っているが、こちら方が種類が豊富だ。
北側の伊勢丹三越が入るビルと、南側の大丸を結ぶ空中回廊が出来つつある。
武庫川の景色の良いところをトンネルでどんどん走り抜けていく。トンネル駅は筒石や土合が有名だが、武田尾駅も半分トンネルの中に入っている。
約1時間で篠山口に到着。ここから単線になり、長い快速から2両編成の各停に乗り換える。
「車内温度を保つため」ドアは自動で開かない。各地のローカル線で鍛えた早業で、ランプ点灯と同時に「開」のスイッチを押して、停車中の各停に駆け込んだ。
車両が短くなったので、車内はラッシュ並みに混雑している。それなのに車掌が検札を行うという。JR西日本は検札に熱心なようで、山陰本線でも京都を過ぎてから検札があった。ここからICOCAが使えない区間に入るというのが、本当の理由だろう。大阪駅で買った190円の切符を示し、「選択乗車で立花まで」で、無事通過。


谷川からいよいよ加古川線に入る。
西脇市までの区間を走るのは、舞鶴線で乗ったのと同じトイレ付きのワンマン電車だった。
ボックスシートなので、「旅」の気分が味わえる。
加古川線は、その名の通り加古川の左岸に沿って走る。
東経135度と北緯35度の交差点にある「日本のへそ公園」というのは、どんな所だろうと期待していたが、主要な建物は駅から一段上がった所にあるようで何も見えなかった。

西脇市駅には木造の跨線橋が残っていた。
ここからは列車の本数が増える代わりに、ロングシートになる。
集落と田圃が交互に現れる。同じパターンの風景が繰り返されるので、ウトウトする。
粟生駅は、右に北条鉄道、左に神戸電鉄を従える。
3セクの北条鉄道には、何れ乗りに来なければなるまい。
一時間弱ロングシートに揺られて相生に到着。
加古川線無事走破とホームの階段を下りたら、構内に中間改札機が備え付けられていた。これもICOCA対策なのか。それにしても「入口」と「出口」でチェックするとは、念が入り過ぎている。
切符を見せながら有人改札を通ったが、見ようともしなかった。
日帰りとはいえ、3日連続で出掛けるとさすがに疲れた。
JR全線完乗率 63.81%
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